GHS Classification and Labelling of Chemicals
「化学品の分類および表示に関する世界調和システム」（GHS）では、危険有害性のタイプ別に化学物質を分類し、ラベル表示と安全データシートを含む、調和化された危険有害性の周知要素を明示しています。
GHSは、当該化学品の取扱い、輸送、使用時のヒトの健康と環境の保護を強化するために、化学品の物理的危険有害性と毒性に関する情報を確実に入手できるようにすることを目的としています。またGHSは、取引を促進する上で重要な要素である、国、地域ならびに世界レベルでの化学品の規則や規制の調和のための基盤も提供しています。GHSの主な対象者は政府、地域機関、国際組織ですが、採用された要求事項を最終的に実行する産業界の関係者にとっても十分な内容とガイダンスを含んでいます。
システムの世界的実施のための初期基盤として作成されたGHSの第1版は、2002年12月に採択され、2003年に公布されました。それ以降2年ごとに、必要があればGHSの更新・改訂・改善を行い、実践の際に得られた経験が蓄積されています。
GHSは現在世界中で施行されています。国別のGHS施行状況については、下記のアドレスからご確認いただけます（英語版のみ）。 http://www.unece.org/trans/danger/publi/ghs/implementation_e.html
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